親父の体を指の一本一本まで洗って思ったこと・・・

コーディネーターブログ

チーフコーディネーターの鹿子木(かなこぎ)です。いつもブログをお読みいただき、ありがとうございます。今日はとても個人的なことになりますが、綴ってみたいと思います。

 

これをお読みの方でご両親の背中を流された経験をお持ちの方は多いかと思います。男性の方は父親を、女性の方は母親をといった具合ですが・・・。さて、私事ですが、高齢になる親父がいよいよ一人で風呂に入ることにかなりの不安を抱くようになり、このところ実家の親父を風呂に入れさせることが増えてきました。まさに、カメのような動きで細心の注意を払っての入浴です。

 

頭 → 背中 → 首 → 両腕 → 手のひら・指 → 胸 → お腹 → お○ん○ん → お尻 → 両足 → 指 といった順でわずか15分~20分程度ですが、一応体の隅々まで洗います。これまで背中を流す時には感じなかったのですが、このように頭のてっぺんから足の指先まで丹念に洗うと、洗っている自分自身の気持ちが妙に洗われてくると言いますか、清々しい気持ちになると言いますか、そして、自然と感謝の気持ちになってくると言いますか・・・。まだ、この程度の入浴介助だからかも知れませんが、子供のころから強い親父のことを時折思い出しながら、やせ細った両腕と両足を洗う時に、ふとそのギャップを感じますし、そして、この体が我が家を支えていたんだと・・・。

 

さて、よろず支援拠点全国本部で各県よろず支援拠点をサポートされている立石裕明さんが先月末に本を出版されました。その名も「~小規模事業者革命 ~ どんぶり勘定 だからこそ、あなたの会社はこれから伸びる!」(きこ書房)というタイトルです。「事業承継」についても30ページを割いて思いを述べておられますが、その中の“事業承継の核“というくだりの中にこうあります。“ まず初めにするべきは、子供が親に感謝を伝えること。一方で、私が親世代の人に言うのは、「子供を認めてやってくれ」です。” (詳細は省きますが、小規模事業者の皆様をご支援されている方にはご一読をお勧めします。)

 

昨夜、親父の体を隅々まで洗っている途中で、ふと、このくだりが浮かんできたものですから恥ずかしながら綴ってみましたが、事業承継(親族内)にもやっぱり親子関係の改善への取組みは不可欠だなぁ、と改めて思った昨夜でした。

 

 

 

 

 

 

 

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

関連記事一覧

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。