AIを駆使した顧客対応と 大手メーカーとの提携で 契約率アップ!
AIを駆使した顧客対応と 大手メーカーとの提携で 契約率アップ!
穂栄 株式会社
平成22年に創業し、今年で第15期を迎える。農業・水産業・畜産業の収量向上を目的とした「酸素水生成装置」の企画・開発・販売を行う。装置は国内特許を取得しており、他社にはない独自技術を強みに、農家や漁業関係者の生産物の収量向上に確かな成果を上げてきた。
● 代表者 手柴 一郎(てしば いちろう)
● 住所 〒861-4154 熊本県熊本市南区富合町平原162-1
● 電話番号 096-357-5771 ● URL https://suiei.co.jp/
大田黒 昭彦CO
具体的な取組:顧客の利益と信頼を重視した販売促進計画
【支援のポイント】
✓生産者との信頼関係構築を重視した誠実な営業計画
✓知名度向上のための商品広告と訴求力強化の提案
✓酸素メーカーと連携した販路開拓体制の強化
01 相談のきっかけ
赤字経営からの脱却を目指した販売促進策を相談
自社商品の技術が従来の業界常識と異なるため、営業先の理解を得にくく販売が伸び悩んでいた。また、全国各地に顧客が点在することで出張旅費など経費も増加。生産者の「収量と収入を上げたい」という強い思いを支え、自社の経営を維持するために、販売促進と販路拡大の具体策を求めて当拠点の出張相談会を訪れた。
02 課題
経営課題の抽出と強みを生かした販売促進と販路開拓
長年にわたり販管費が売上を上回り、資金不足が続いていた。全国展開に伴う出張経費(売上比11%)の削減は難しく、研究開発費も必要であった。さらに商品が高額なため、導入をためらう生産者が多く、以前導入していたリース契約もトラブルがあり現在は停止中。打開策となる成約率向上を目指すには“業界の定説”による誤解や自社知名度の低さへの対応が急務であった。そこで改善すべき課題を以下のようにまとめた。①導入メリットの明確化による成約件数の増加。②生産者の課題対応による信頼性向上とトラブル回避。③知名度不足の解消と新規顧客への成約率向上。④新産業(例:陸上養殖など)への参入に向けたアプローチ。
03 支援内容
次世代につなぐための黒字化への決意と取組
事業承継も見据え、経営の安定と黒字化を実現するため、売上目標を前年の2倍以上に設定。社員一丸となって、令和6年9月から以下の取組を進めている。①収量向上の実績を訴求するランディングページを新設。公式サイトと連携させ、情報発信を強化することで問い合わせ件数の増加を狙う。②ランディングページ作成過程で習得した生成AIの活用を駆使し、顧客である生産者の課題解決を支援する(例:うなぎの大量死に関する原因特定と対策提案による信頼関係の構築)。③酸素供給メーカーとの提携により、新規顧客からの信頼を高めて販路を拡大。④成長分野である「陸上養殖」事業者向け装置の販売を強化。
04 支援の成果
売上昨年比2.3倍! 黒字化を達成の見込み
一連の取組が功を奏し、令和7年8月末時点の試算での売上は前年の2.3倍に増加した。決算月の9月までに契約が確定している案件を含めると、目標額の達成は、ほぼ確実な見込みとなっている。また、関連商品の「ペット用酸素水」も、積極的に展示会に出展した結果、前年の1.2倍の売上を記録。背水の陣を敷き、強い決意をもって各取組を継続し、関連商品の拡販も続けていけば、安定経営への道がさらに確かなものとなるはずである。

相談者の声
「頑張れば数字はついてくる」と、漠然としたイメージで行ってきたこれまでの事業。今回、明確に設定した数値目標や損益分岐点を意識した販売計画、広告戦略の見直しなど、多くの部分で実践的なアドバイスをいただきました。目標を達成した際にはともに喜んでくれる、そんな心に寄り添うサポートに深く感謝します。
