横文字のジレンマ

コーディネーターブログ

こんにちは。
コーディネーターの上村(かみむら)です。

COVID19はなかなか収束する気配がありませんね。
各自、自衛を怠らないようにしましょう。

このCOVID19に端を発して、かなり働き方も変わる業界も出てきそうです。
折しも今年から5Gが本格運用されるので、さらに背中を押しそうです。

そう、5G。

話は変わりますが、今年から5ジーが本格稼働し、すでに6ジー規格に識者の目は行っているようです。6ジーあたりで家で仕事ができる環境が整えばいいなぁと思っている今日このごろですが、さて、パンデミックやインフルエンザはともかく、サーズやマーズ(わざとカタカナでで書きました)には同音異義がありますよね。いくつ思いつきますか?また、5ジーや6ジーって何のことでしょう?

SARSは重症急性呼吸器症候群ですが、SaaSは「Software as a Service」の略で、「サース」と呼ばれることもあります。クラウドサーバーにあるソフトウェアを、インターネット経由してユーザーが利用できるサービスのことを言います。またトルコの楽器にもあります。
マーズも同じようにコロナウイルスですが、火星もマーズですね。マーズ探査機何ていうのもありました。神話に出てくる神様の名前でもあり、ゲーム会社にも同名の会社があります。
5Gや6Gは多分普通の人には解らない、なんか通信規格の1種くらいの印象かもしれません。これは略語で、Gはジェネレーション、世代のことを言います。つまり、第5世代通信規格、第6世代通信規格。つまり、使おうと思えば、「世代」という言葉は通信規格に限らず様々な状況で使えてしまいます。
Gをひとり歩きさせてしまうと、Gsuitなんてものもあります。これって何でしょう?グーグルスーツ…マイクロソフトオフィスみたいなGoogle版というようなイメージが近いかもしれませんね。

今私の机の上にはジュースがあります。喉の乾きを潤してくれます。しかし、目の前にジュースがなく、テニス好きの人の前でただジュースとだけ言ったら何を思い浮かべるでしょう?本来はデュースと言うべきでしょうが…。身体を動かすことが大の苦手な私は30年位前はテニスをビデオに録って見るほど好きだった時期があります。(女王ナブラチロワやカタリナ・ビットを思い出します。)

ITは特に成り立ちが海外からですから横文字が反乱しがちですが、医療用語も同じで医者の書くカルテなんて、昔の医者はよく筆記体のようなもので書いてましたよね。ドイツ語がほとんどだったと思いますが…。

このように日常に横文字が反乱しており、その中には同音異義が数限りなくあります。
また、そもそもの日本語においても同音異義語はたくさんあります。また、近い音で聞き違う事も少なくありません。
昔、タモリさんの番組で「空耳アワー」があったり「ボキャブラ天国」などがあり、言葉遊びに面白さがあるのも確かです。

自身が商売する上で(やっと本題か?)顧客とのコミュニケーションは重要です。できるだけ誤解を招かないよう、解りやすく話すことが重要です。
これがまた難しい。特にITを主軸とする私は、もう「これはこういう名称なんです」と言ってる事も多いかも知れません。

先日もある方から「アカウントって何?」と聞かれかなり考え込みました。
アカウントはアカウントだけど…どう説明したら伝わるか?
デジタル…特にインターネットやソフトなどを使うにあたって、サービス毎や、切り口毎に使う切り分けた権利…と説明しながら無力感を感じました。

しかし、噛み砕けることは噛み砕いて話をする必要があります。

先だってSDGsの話を、とある人物と話していました。
おそらくSDGsって何?という人も多いかも知れません。それは重要なキーワードで、5年前(2015年)国連サミットで採択されたもので、国連加盟193か国が2016年から2030年の15年間で達成するために掲げた目標です。
最近ようやくテレビでもCMを見るようになりました。無農薬食品などを扱うお店などにも壁に貼ってるのを見るようにもなってきました。

しかし、浸透して欲しい企業経営者になかなか浸透しないということで頭を抱えてる人々もいます。
頭を抱えているのは、とある中小企業経営者の集まる組織の支部長さん。
私はその話の相手に「SDGs」というからみんな引くんじゃないですかね?という話をしました。
中身を分解して、それぞれわかり易い言葉で伝えて、その後で、それらを「SDGs」と言うのだと伝えて見てはどうかと言いました。すると、「お前会議に一緒に出席しろ」と言われました(TT)…たぶん逃げられないので、役付にはしないでと懇願(笑)

SDGsはさておき、伝わりにくい言葉は多々あると思います。
「伝える」と「伝わるのか?」をセットで自分のコミュニケーションを見直してみてはいかがでしょうか?

これは私の私への言葉でもあります。

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