世界が変わると事業も変わる?

コーディネーターブログ

新型コロナや戦争や、世界中大変ですね。

こんにちは大変ご無沙汰しています。
昨年10月以来の上村(かみむら)です。

日々ガゾリンや電気代の高騰など、事業にマイナスな情報が入ってきている状況かと存じます。
「やってられるかー!」ごもっとも。

では事業やめますか?
そうは行きませんよね。なかなか。

そんな中、過去にも書いたかも知れませんが、生き残る事業者とはどんな事業者でしょうか?
巨大企業?違います。時代に合わせ、時代の先を読み、事業を柔軟に変更し実践できる企業です。

あなたの事業に改善の余地はありますか?
無いと答えた人は、非常に厳しい。どんな事業でも改善の余地は無いはずが無いのです。
それでも無いということであれば、あなたは今頃億万長者で、世界に冠たる企業の事業主でしょう。
Googleなどを擁するアルファベット社、iPhoneやMacのApple、FacebookやインスタでおなじみのMeta社、買い物大好きなみなさんがよく知るAmazonでさえ、企業のトップは常に問題を発掘し、あるいは時代の先を見ながら事業を改善し舵取りをしています。

そして、今回のコロナで流通が滞り、人手が抑制され、多くの事業者が苦しんでおり、そのさなかにロシアとウクライナの戦争が始まりました。日本はロシアとどういう経済的関係があるのか、日本はウクライナとどういう経済関係があるのか?
何が入手出来て、何が入手できないのか?多くの人が困ることは何か?

ビジネスの一番伸ばしやすい部分は判り易くお困りごとを解決するソーシャルソリューションタイプの事業です。
困る人が出る中で「自社(自分)はどういった手助けができるだろうか?」という視点です。

以前、みんなが困っているときに金儲けをするのはいかがなものか?と言われた方もいました。
しかし、困ってる人がいることを判っていて、それを助けるすべがあるのにやらないのはどうでしょう?

え?ボランティアでやるべき?
個人の資産を投げ出してやるのですか?

このパターンの方も実はそれなりにいます。
しかし私はこれに反対します。

なぜか?

このパターンに多いのは、今まで社会にお世話になったので恩返し、生活は年金で食べられる…という人々です。
これで良いのは、当事者である人々です。目に見えて自分の身銭を切ることで喜んで貰える相手の顔が見え、提供する事業者は満足感を得ることができ、そのサービスを受けることができる人は安く良い環境を享受できるので、こんなに良いことはありません。

問題は複数あります。

  • ・その提供者がいる間しか続かない。
  • ・その価格が価値観となると、他の正当なサービスに不満を覚える。
  • ・正当なサービス提供者との軋轢が起きる。
  • ・正当なサービスが継続困難になり、多くの人が正当なサービスを受けられなくなる。
  • ・その業種のサービスは衰退する。

つまり、善意で同業者を殺していきます。

なので、対価は正当な対価であるべきで、それで儲けてお金が手元にできたら、寄付など事業とは別のところで社会貢献をすればよいのです。多くのお金持ちが行うのが財団を設立し、社会貢献の組織を作って効率的に社会貢献を行っています。

なので、儲けること自体は悪ではなく善だという認識を持って欲しいのです。
よく見るのが、景気が悪い、金を持ってるやつはけしからんという話ですが、金を持っていてけしからんというのは、イコール、景気が良いのは悪だという事になるということです。景気が良ければ潤う人が出てくるのは当然ということです。
景気が悪いと怒ってる人が、儲けているやつがいるのはけしからんというのは矛盾した自縄自縛と言えます。

マインドを切り替えましょう!

  • ・儲けることは社会に役立つことである。
  • ・儲けることで社員や外注先の待遇をアップし、自分を支えてくれる人々を笑顔にする。
  • ・社員やスタッフ、外注先が「大切にされている」と思えば、今以上に頑張って働いてくれる。
  • ・社員やスタッフ、外注先の収入が増えれば、社会的に消費者として貢献してくれる。

重要なのは「価値を解ってくれる人と商売する」ということです。
価値観(目線)が違っていると、どんなにちゃんとした商売をしていてもクレームの元になります。それは「相手の認識する価値と違う」からです。(最初からクレームをいう事が目的の人は別です。)

例えば素材に拘った商品を作ったとします。
1,000円で売っていたとします。なかなか利益が出ていない。
それを都会で売ってみました。「安すぎて信用できない。」と言われたとします。
価値を判る相手に商売していれば、利益は出ていたということになります。

実は私もいまだにこの価格で揉めている現場があります。もともと800万で販売していた商品があり、私がそれを2,500万に価格変更しました。
高すぎて売れないと言われます。
しかし、その企業は創業以来(20年以上)給与を出していません。その上で給与を計算していない状態で数千万の赤字に陥っています。これと同じような企業が他にもあります。つまり年金で食べているので自分たちの人件費は計算に入れていないのです。
この事業モデルは事業承継も困難です。給料が出ないので当然です。現役世代はやれません。

先述のパターンですね。

最近はサスティナブルという言葉が流行っており、それ何?と思っている人も多いでしょう。
「持続可能な」という事なので、シンプルに「事業可能な事が重要です!」といえば、あまりに当然な話になります。

数千億、数兆円という資産を持つ人が「利子の範囲」でやるのであれば「持続可能」ですが、それを超えると資産は目減ります。目減りすれば、今すぐは問題ないが、いずれは問題になり、持続可能ではなくなります。

世の中の状況をよく知り、その状況が将来的にどんな状況を引き起こすかを想定し、それが自分の事業にどう影響し、どうすればそれを良影響に転換できるか?を考え経営に実践していくことで「世界が変わっても事業を継続できる」ようになるのです。

大変だ!と思考停止せずに、この大変な状況をしっかりと読んで、次の時代に望んでいく。
そんな経営を目指してみませんか?

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