攻撃的に「聴く」

コーディネーターブログ

文章を「書く」大切さを昨日改めて学びました。
これの重要なところは、アウトプットを意識して「書く」ということ。
それには「攻撃的に聴く」ということが重要になってきます。
私も最近は、ご相談をお聴きしながらメモを取り、極力最後にはその書いたメモをご相談者様にお渡しするということを行っていますが、まだまだ、浅く、つい、話に夢中になると書くことを忘れてしまい、終わった頃には何も書けてないことに気づくことも多々あります。日々反省です。
自分のメモでいい場合はどのようにも書きますが、相手に渡すということは、相手が読んで理解しないといけませんので、本来はそこまで考えて書かなければなりません。
しかし、まだまだ現状の私は自分用のメモを書いて渡すだけになってしまっています。

昨日とある教育事業をされている方の講話をお聞きする機会に恵まれました。
事前にその方の本を読んで置くつもりでしたが、結果、半分しか読めませんでした。約6時間くらいは読むことに費やしたでしょうか?普通に本を読むのにそんなにはかかりませんよね?私は意外かもしれませんが、子供の頃から本が好きで、学校の図書室に入り浸っていました。読んでいたのは江戸川乱歩の怪人二十面相シリーズ。小学生の頃です。中学生になると赤川次郎のミステリーをガンガン読んでました。お小遣いが足りないので、友人とどっちがどの本を買うか被らないように決めて交換して読んでいました。その後、新井素子や大和真也さんはじめ多くのミステリー・SF・ファンタジーなど、今のラノベの走りの作品をかなり読んでいます。その私が6時間かけて半分しか読めていません。自分で普通に読み進めろと脳内命令を出そうとするのですが、理解しよう、深めようとする脳は、「今、ここに対して感想を書き留めろ」や「前のページに戻って読み直せ」という心の命令がそれに逆らいます。

最近私は学校教育にも様々な疑問を持っており「こうしたらいいのに」的な思いもあります。それだけにこの本は重く響きました。
「攻撃的に」はこの話の中にありました。

この「聴く」は「聞く」ではなく、人と対したとき、どれほどしっかり捉え理解するかということです。ただ相手の言ったことを聞くのではなく、それに対する自分の思いや疑問、相手に何を聞き返そうか?話をしている相手に言葉を発するための書き取りなので、相当のエネルギーを必要とします。

これを子供の教育で行っているというのは、この教育を受けることができた事共たちは幸運です。
私はこの話を聴き、今の大人、政治家や教育者、事業者などこそがこれを実践していくべきではないかと思いました。
氏は大人を教育するのは時間がかかりすぎてもったいない、急ぐので子供を教育したほうが早いと言われました。すごく分かる話だと思います。

ただ、私は中小企業の事業者と向き合うのが仕事ですので、ぜひ、これは大人に取り組んで欲しいと思うのです。
これは会社の経営にも大きく役立つし、社員の働き方も変わるのではないかと思います。

攻撃的に「聴く」ことは、相手のことばを真剣に一言一句漏らさないくらいの意気込みの「聴く」です。私も全然できていない遠い道のりです。しかし、意識してほんの少しづつでも改善はしていけると思います。それは思考の仕方を変え、自分の発言を変え、人間力を強くすると思います。

ぜひ、取り組んでみてはいかがでしょうか?

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